2006年 大王製紙エリエールレディスオープン

さくら、トップタイ発進「優勝したい気持ちが強いです」

2006/11/17 18:00
「パターを短く持つことで、左肩が上がらなくなって、ボールの転がりも良くなった」という横峯さくら

横峯さくらが、最高のスタートを切った。国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープン第1ラウンド(17日、愛媛県、エリエールゴルフクラブ松山)で3アンダー69をマークし首位タイ。ノーボギーの安定したラウンドを披露し、今季3勝目にも意欲を示した。

強い横峯が帰ってきた。前半に「耐えて耐えてのパー」でスコアカード通りのプレーを見せると、後半はバーディチャンスをしっかりモノにし3バーディ、ノーボギー。ティショットでミスする場面もあったが、父・良郎さんが見守る中、最高の滑り出しとなった。

今週も43インチ、45インチと2本のドライバーを使用している。この日45インチの方を使ったのは1回だけ。43インチの方も「振り遅れたり、体の開きが早かったり」で、右に曲がることが多かった。良郎さんも「(ドライバーが)右に右に行っていたけど修正できなかった」。それでも、ノーボギーのプレーには満足げ。「明日もボギーを打たないようにしたいです」と気を引き締めた。

横峯を含めたトップタイは4人。2打差の1アンダーまでに22人がひしめく混戦状態となっているだけにミスは許されないが、良郎氏は「(ドライバーが右に行く)原因はわかっとる。これからさくらに話すよ」と娘のスイングは分析済みだ。

初日は大会前の目標だった「1日3アンダー」をクリアした。「初日すごくいい位置にいるので、優勝したい気持ちが強いです」。明日からは、父の助言と強い気持ちで年間の目標になっている3勝目をつかみに行く。

2006年 大王製紙エリエールレディスオープン