横峯の予選通過は明日早朝のパー3に委ねられる
2006/09/08 18:00
選手権2日目、午後組となった横峯さくらは13時21分に10番ホールからスタート。11番でショートパットを外してボギーとすると、15番、18番でもボギーを叩き通算6オーバーで折り返した。
迎えた3番、ティショットを右のラフに打ち込むとちょっとした事件が発生する。このボールを、何故か勘違いしたスタッフがピックアップしてしまう。「えー?」横峯も思わず驚きの声を上げたが、同組の肥後らが見守る中、元の位置にリプレースして再開した。
しかし、この2打目はグリーン手前のバンカーへ。3打目も手前のラフに掴まり、4オン2パットでダボとしてしまう。「(ピックアップは)プレーには影響なかったです」と横峯は気丈に話した。
大変なことは続くもので・・・。このホールから、前の組との差が空いていることと、日没までにホールアウトしたいということで、肥後かおり、大場美智恵と共に、走りながらのラウンドとなる。ティショットを打っては、セカンド地点まで走り、全員がホールアウトすると、次のティまで全力疾走。ゴルフというより、まるでランニングのような状態だ。
しかしそれが幸いしたのか、同組の肥後は、5番、7番、8番とバーディを奪い、なんとトップの宮里藍と並ぶ6アンダーまでスコアを伸ばす。横峯も、一時は9オーバーと予選落ちの危機に瀕していたが、5番、8番とバーディを奪い、カットラインぎりぎりと予想される7オーバーまでスコアを戻した。
予選通過を掛けて、明日は6時30分から残り1ホール(9番パー3)を行う。「距離があるショートだけど、グリーンに乗せれば2パットでいけるはず。必ずパーを獲りたいです」。横峯は力強く話した。