2006年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

カットラインぎりぎりの54位と出遅れたさくら、明日の巻き返しなるか?

2006/08/11 18:00
全英女子以来のスイングとなった初日、スイングが安定せず苦しむ横峯さくら

前日は体調不良によりプロアマ戦を欠場し、今日の出場が危ぶまれていた横峯さくら。この日は朝コースに着くと、スタート1時間前までキャンピングカーで待機をしていた。その後、打撃練習場に移動しショット練習を行ったが、これは全英女子オープン最終日以来のスイングとなる。その練習場ではドライバーが右左にぶれ、体調不良と数日のブランクの影響は隠し切れなかった。

不安は的中し、1番のティショットを右の林に打ち込んでしまう。フェアウェイに出すだけの2打目だったが、3打目をピン上5メートルにつけると、これをねじ込んでナイスパー。しかし2番、8番でボギーを叩き、12番でこの日唯一のバーディを奪ったものの、通算1オーバー54位タイと大きく出遅れた。

体調不良の中でのラウンドとなった横峯、途中何度か辛そうなシーンが見られた

ホールアウト直後に大丈夫?と声を掛けると「なんとか」と答えた横峯だったが、周期的に訪れる疲労感で、記者会見はキャンセルされた。だが、休憩後は打撃練習場で打ち込みを行うなど、明日の出場は問題なさそうだ。

全英女子で初めて使った70度のウェッジは、この日はバッグに入れなかった。だが、昼過ぎにコースに現れた父・良郎氏は、「なんで使わんのけ」と首を傾げる。「ここは距離が短いんだし、60~80Yのフルショットで使うところばかりやないけ」。

「最初はショットが飛びすぎて、なんでかなぁって思ってたんだけど、途中で標高が高いってことに気づきました」という横峯。ラウンド後の練習場では70度のウェッジも試すなど、明日はゴルフの内容ががらりと変わりそうだ。

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