2009年 大王製紙エリエールレディスオープン

さくら、「戦略ミス」で37位に沈む

2009/11/22 16:50
最終日に来た大応援団を思うと、予選通過の意義も大きかったというものだ

「大王製紙エリエールレディス」最終日の横峯さくらは、インの最終組からのスタート。優勝争いを行う本来の最終組とほぼ同時刻に10番ティからスタートしたにもかかわらず、多くのギャラリーを引き連れてのラウンドとなった。

「ちょっと動いたとしても、あまり変わらないかな」と、この日は順位よりも、次週に向けての実戦練習といった雰囲気の横峯。折り返しの18番では残り50ヤードの第3打をSWで直接沈めてイーグルを奪い、コースには大歓声が響き渡った。

この日は1イーグル5バーディ5ボギーと出入りの激しいプレーで、通算2アンダーの37位タイで終えたが、一番悔やんだのは165ヤードの17番パー3で3日続けてボギーを叩いたこと。「風が強いと思っていたけど、5Iじゃなくて、11Wを入れておけば良かった。戦略ミスですね」と、唇を噛む。「今日もピンの横手前くらいに落ちて6~7m転がってしまったけど、11Wなら転がるのはその半分。パーは獲れていたと思う」と、冷静に分析した。

とはいえ、この日のラウンドで次週に向けての手ごたえは掴めてきた。「もう少しだと思うので、練習して調整したい」と、3年前に優勝した地元での最終戦へ意気込みも見せる。「でも、スコアよりは楽しんでプレーしたいですね」と、賞金女王は三つ巴の混戦となったが、横峯はあくまでも自分のプレーを楽しむことを目標に掲げた。

2009年 大王製紙エリエールレディスオープン