2009年 マスターズGCレディース

さくら、見せ場作れず3アンダー11位タイに後退

2009/10/24 18:23
アイアンでチャンスを作れずロングパットが何度も残ってしまった横峯さくら

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の2日目は、現在の賞金ランキング1位と2位が最終組でラウンドするということで、ギャラリーの注目はもっとも高かった。しかし、前半の最終組は、この日の天気同様どんよりとした重苦しい空気が漂っていた。

4アンダー単独2位でスタートした横峯さくらは、3番でボギーを先行すると6番でもボギーを叩き2アンダーに後退。ティショットでの大きなミスはないものの、アイアンショットが冴えず、比較的小さめなグリーンを捉えることはできない。

この日唯一バーディを奪った9番では、横峯がピンの右手前3.5mにつけてバーディパットを沈めたが、直前に同組でラウンドした諸見里しのぶが、14mのバーディパットを決めたために、ギャラリーの歓声と興奮は半減してしまった。

後半に入ると10番で2打目をピン横1.2mにつけたが、このバーディパットが決まらずパー。「10番で1mのバーディパットを外して、そこで良い流れを作れなかった感じですね・・・」。その後もアイアンでグリーンを捉えても距離の長いパッティングを残すか、4、5mにつけてもパットが決まらないという状態が続き、後半は全てパープレーとなった。

「ピンの位置が難しいというのはなく、たぶん去年と変わらないと思うので。とにかくグリーンに載らなくて疲れました」と、苦笑い。首位とは6打差まで広がってしまったが「まずは自分の中でショット、パットを調整して、明日は楽しんでプレーできたらと思います」と抱負を語った。最終日は午前中からスコアを伸ばせたら、まだまだ優勝を諦める位置ではない。

2009年 マスターズGCレディース