さくら、最後まで噛み合わず今季ワーストで終える

「富士通レディース」最終日、横峯さくらは通算1オーバーの28位タイからスタートを切った。前半の3番、4番と4メートルを沈め、幸先の良い連続バーディ。「バーディが続いて“よし！”と思った」と振り返る横峯だったが、以降は初日、2日目と同じように苦しい展開が待ち受けていた。

7番では1メートルのパーパットを外し、3パットによるボギー。「そこからガマンのゴルフになってしまった」とリズムを崩し、7番、9番と立て続けにボギーを重ねてしまう。その後も伸ばすことはできず、この日3バーディ、5ボギーの「74」。通算3オーバーと崩れ、今シーズンワーストとなる35位タイで3日間の戦いを終えた。

「今週は2人（横峯とキャディ）ともグリーンの読みが合っていなくて。今週は、こういう週なのかな。仕方ないですね」と総括した横峯。「ショットもセカンドの距離感が合わなかったです。これが噛み合った時に、上に行けると思うんですが…」と、反省の弁が続く。一時期のスランプからは完全に脱していただけに、自身も戸惑い気味だ。

これで残りは6試合。「すべて出場する予定です。疲れたなんて、言ってられませんね」。今週の結果は、技術的なことよりもメンタル的な問題と話す横峯。気持ちを切り替え、ラストスパートをかけることができるか。