6位タイ発進の横峯「納得のプレーです」
2009/09/10 20:14
賞金女王獲得を目指す横峯さくらにとって、「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の優勝賞金2,520万円は何と言っても魅力的だ。本人の意気込みもヒシヒシと伝わってくる中で、いよいよ大会初日を迎えた。
スタートホールは492ヤードと距離の短いパー5。ティショットをフェアウェイに置いた横峯は、第2打でグリーンを狙ったものの、左手前のバンカーに入れてしまう。しかし、そこからきっちりと1mに寄せて幸先良くバーディ発進とした。
前半、最初にティショットがラフにつかまったのは4番。2打目はフェアウェイに出すのが精一杯で、そこから2mにつけたが、このパットはカップに蹴られてボギーとしてしまう。6番でもティショットが左ラフに入ったが、ここは2打目でグリーン奥のカラーまで運んでパーセーブした。
見せ場は7番パー5。第2打を左に曲げた横峯の球は、前に木が掛かった左足下がりのラフに止まる。グリーン手前にはバンカーが口を開け、ピンはすぐその上にある。横峯はそこから低く出してバンカー方向に打ち出すと、その球はバンカーの斜面に沿って駆け上がり、見事にグリーン上で止まった。このホールをパーで切り抜けると、徐々にショットも安定し始めた。
後半は11番、15番でバーディ奪取。13番、16番でボギーとしたが、終わってみれば3バーディ3ボギーのパープレイ。首位と4打差の6位タイとまずまずの滑り出しとなった。
「このコースだと納得のプレーです」と、自らに及第点を与えた横峯。特に後半に入りフェアウェイを捉え始めたティショットに手ごたえを感じた様子だが、「今週は雨が降らないようだし、コンディションはもっとタフになると思う。今日でこれだけ難しいと感じたので、一つ一つの積み重ねですね」と、慎重な姿勢は崩さなかった。