さくら、全英は行かずに日本専念
2009/06/10 18:20
現在、賞金ランキング1位の横峯さくらは、昨年出場した「全米女子オープン」への不出場に続き、今週行われる「サントリーレディス」終了時点の賞金ランキング上位5人に出場権が与えられる「全英リコー女子オープン」にも出場しない意向であることを明らかにした。
今大会は昨年より賞金総額がアップして、優勝賞金は1800万円に上がったが、もし今大会に優勝したとしても、「行かない可能性の方が高いです」と横峯はいう。「(向こうに行って)優勝出来るなら行ってもいいと思うけど、10位とか20位じゃ意味が無いので」。これまで、海外メジャーには積極的に出場してきた横峯だが、ピンポイントで海外の試合に出て、すぐに結果を残すことの難しさも経験した。「向こうで毎週戦っている人とは違うし、ベストの状態に持っていけない」。もはや、出場するだけの海外遠征に魅力は感じていないのだ。
現在の国内女子ツアーは、男子ツアーとは異なって海外メジャー大会の獲得賞金が国内の賞金額に加算されないことも、横峯の足を遠ざけている一因だ。「(海外は)来年でもいいかなと」。今年は国内での賞金女王獲得、その為の国内ツアー専念を宣言した。
その目標を実現する為に、今週の「サントリーレディス」は是非とも勝っておきたい試合だ。「調子は変わらずです。先週と違って今週はフェアウェイが狭いので、ティショットが凄く重要になってきます」という横峯。先週、ドライバーをロフト9.5度から9度のものに代え、「大分慣れてきたっていうのもあるし、まだまだ足りないっていう感じもあります」と、万全とは言い切れないが、今週も同じドライバーで戦いに臨む。
最近は「空回りしてしまうので」と、優勝宣言は聞かなくなったが、1日1日着実に、4日間を戦い抜くつもりだ。