さくら、悪天候にも落ち着いたプレーで好スタート!
国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」に出場している横峯さくら。自身初の2週連続優勝に向け、1アンダー3位タイという好スタートを切った。
この日は朝から冷たい雨が降り続け、多くの選手が我慢比べになると予想しながらのスタートだったが、前半から多くの選手がスコアを伸ばす展開となった。前半9ホールを終えた時点で馬場ゆかりが5アンダーまで伸ばすのに対し、横峯は4番での1バーディと伸び悩んでいた。
ドライバー、アイアンともにショットは安定していた横峯だが、ピンの奥やライン的にバーディチャンスとは言えないところにつけてしまい、パーセーブを繰り返した。後半は11番パー3でティショットをグリーン手前のバンカーに入れボギーを叩いたが、続く12番で2mのバーディパットを決め、すぐに1アンダーに戻した。
1アンダーというスコアは中盤まで9位程度だったが、周囲の選手が終盤に崩れ、上がってみれば首位と2打差の3位タイという好位置。2週連続優勝のチャンスが広がってきた。
「この雨の中で、アンダーパーでラウンドできて良かった。ドライバーは予定通り、ロフトが少し立ったものを使用しました。雨でランが出にくい状況なので悩んだのですが、使ってみたら、10ヤードは前に走ってくれたので良かったです」。作戦成功に思わず笑みがこぼれる。
「最終18番は2打目が残り210ヤードだったので、2オン狙いにするか悩んだけど刻むことにしました。でも、3打目がピンを12mもオーバーしてしまったので、狙っても良かったかなって思いました。あそこから2パットで行けたから良かったですが、3パットしていたら、池ポチャと同じですから…」。
この日ラウンドした108名中、もっとも大人しいゴルフ(スコアが動いたのが3ホールだけ)をした横峯。「2日目が終わった時点でチャンスがあれば、2週連続を狙う」と冷静にゴルフの組み立てを考えている。