首位浮上の横峯「ぶっちぎりで勝ちたい!」
2009/05/30 18:18
「廣済堂レディス」2日目の横峯さくらは、首位の有村智恵を1打差で追いかけて最終組でスタート。序盤からの猛チャージで、2歳年上の貫禄を見せつけた。
「(最近は)噛み合えばという感じだったけど、今日は噛み合ってくれた」という横峯。1番でピン上4mを沈めてバーディを奪うと、3番で4m、4番でも2mにつけ、このバーディパットをきっちりと沈める。さらに、6番、7番も連続バーディとし、一気に9アンダーへとスコアを伸ばした。
これには同組の有村も「勢いに負けました」と舌を巻く。その後も危なげないプレーを続けた横峯は、後半も3バーディを奪い、ピンチは15番パー3で2mのパーパットが残ったくらい。このピンチも乗り切った横峯は、ノーボギーで自己ベストに並ぶ「64」を叩き出し、通算12アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に浮上した。
「(64は)自己ベストかと思っていましたけど、タイですか(笑)?」と、上機嫌で笑った横峯。「もったいないのもあったので、出来ればあと3つくらい伸ばしたかった」と振り返ったが、ノーボギーのラウンドには「良かったと思う」と満足感も表した。
「3打といっても無いに等しいと思うので、今日みたいに一つでも伸ばすつもりでやりたいです」と明日に向けて優等生的なコメントを残したが、勝ち方にはこだわりがある。それは、「ぶっちぎりで勝ちたい」ということだ。
「良い試合をしている時は“よし”ってなるけど、切羽詰ってギリギリだと疲れるじゃないですか。余裕があると違いますよね」。長いシーズンを戦う上では、1戦1戦の疲労具合も重要となってくる。「5打差くらい」と、横峯は自身の“ぶっちぎり”を定義した。