「もう、みんなで山分けで(笑)」雨にも負けず首位タイをキープ!
2007/07/14 19:36
台風の接近に伴い、朝から激しい雨が降り続けた「スタンレーレディス」2日目。初日3アンダーで首位タイに並んだ横峯さくらの戦略は、「とりあえず、フェアウェイキープ。ドライバーはいつもより短くもって曲がらないように」と、明確だった。
出だしの10番パー3でティショットをグリーン右に外して、寄らず入らずのボギーとしたが、その後は作戦通りの落ち着いたゴルフを見せる。12番では残り90ヤードの第2打を30cmにつけてバーディを奪い、再び3アンダーにスコアを戻した。その後15番でボギーを叩き、通算2アンダーで迎えた最終18番パー5。3打目をグリーン左のラフに外した横峯は、アプローチも1mオーバーさせてしまう。
最終組の一組前で回る横峯は、リーダーズボードを確認する。2アンダーはトップタイ。アドレスに入ると、帽子のつばから垂れる水滴を2度拭い、さらにその後、思い直したように仕切りなおした。「明日、どうなるかなって考えましたね」と振り返ったが、このパットをきっちりと沈め、首位タイで2日目のラウンドを終えた。
「こんな状況は、プロの試合では経験がないです」というほどの激しい雨。「距離が出なくて疲れました」という横峯は、明日はやりたいですか?との質問に、「もう、みんなで山分けで・・」と笑って答えた。「でも、もしプレーになったら、自分のプレーをやりたいです!」