いつものマイペースで、目指すはメジャー2連勝!
2007/09/05 22:44
昨年の最終戦、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でメジャー初優勝を達成した横峯さくらにとって、今年初のメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」は、メジャー2連勝が掛かった大会だ。だが、最近の好調を反映してか、横峯は特に気負いも見せずにいつものマイペースで4日間の長丁場に挑む事を宣言した。
「(メジャーは)皆が獲りたいタイトルだと思うけど、簡単に獲れるものではないので、マイペースでやっていけたらと思います。余裕はないけど、その分焦りもありません」。終始リラックスした雰囲気での受け答えが、状態の良さを物語る。
コースの印象について聞かれると、「全体的にはそんなに長くないけれど、所々すごく長いホールがある。グリーンも小さいし難しいですね」と話した横峯。「まずはティショットでフェアウェイをキープする事」と目標を掲げたが、コース攻略の準備は着々と進んでいる。
まずは、ここ数試合取り組んできたドロー球。この試合で意図的にドローを打つホールはないというが、ドライバーを短めに持ってストレートに打つ事は多くなりそうだ。また、「グリーン周りのラフが深いし、グリーンが小さいので、ボールを止めたい」と、全英女子オープンなどで使ってきた70度のウェッジも、この試合では使う予定だ。「でも、ユーティリティも使うから、どのクラブを抜くか難しいですね…」。
今大会の優勝賞金は1,800万円。展開次第では賞金ランキングでトップに立つこともありえる額だ。「アンダーで回れたら良いと思います」。謙虚と思える目標を掲げた横峯だが、最近の充実ぶりを見ていると、期待は大きく膨らんでしまう。