“備えあれば憂いなし”首位と2打差の好スタート!
2007/09/27 18:42
国内メジャー第2戦「日本女子オープン」の大会初日、首位と2打差の2アンダー、8位タイと好スタートを切った横峯さくら。練習ラウンドでのひらめきが、いきなり効を奏した。
ラフが深く距離も長いこのコース。ラフからアイアンで打つと、「きちんと芯に当たらないと飛距離が出ない」と悩んだ横峯は、練習ラウンドの途中で契約メーカーの担当者に、急遽7Wと9Wを作って貰った。しかし、昨日コースで試せたのはわずかに3ホールだけ。それでも練習場では違和感がなかったと、この日のバッグに新しい2本のウッドを入れて臨んだ。
「ラフに入るのを前提にして7Wと9Wを入れたので、安心してラウンド出来ました。ティショットを入れても次で出せるから、思い切っていけましたね」と、この日は迷い無く振り切ったドライバーが好調で、フェアウェイを外したのはわずかに2回。要注意と話していた3番ホールでは、ティショットを右のラフにいれ、そこから9Wを使ってパーオンに成功してパーセーブ。「うまく行きました」と振り返った。
今年は、「クラフトナビスコ選手権」「全米女子オープン」と米国本土での試合にも出場したが、「その時はコースが短かったから(ウッドの)必要性は感じなかったです」という横峯。今回は自身で気付き、セッティングを変えるという“成長ぶり”を発揮した。
初日2アンダーのスタートは、目標としていたイーブンパーを上回り、「貯金が出来ました」と喜んだ。自身初の女子オープンタイトル獲得に向け、まずは好スタートだ。