予選は突破、あとは少しでも多くの賞金を手にするだけ!
2007/10/27 22:10
「樋口久子IDC大塚家具レディス」初日、イーブンパーの15位タイで終えた横峯さくら。出だしとしては悪い位置ではないが、パットの不調もあってか本人は不満顔だった。巻き返しを狙った2日目だったが、その気持ちに水をさすかのような大雨。「集中するのが難しかった」と振り返る横峯は、1番から4番までパーで凌ぎ続けたが、5番パー4でボギー。その後もパーセーブを続け、前半でスコアを1つ落として後半へ折り返した。
10番パー4でティショットを右ラフに入れてしまうと、5番アイアンで放った2打目はグリーン左バンカーへ。この3打目がグリーン奥にこぼれ、アプローチもダフってしまうミスが重なりダブルボギー。16番のパー5でもボギーを叩いてしまい、一時は「予選落ちするかな」と不吉な予感が頭をよぎったという。それでも「平常心ではプレーできていました」と話す横峯は、直後の17番パー4では2打目をピン側1メートルにつけ、この日唯一のバーディを奪取。最終的にはこの日「75」、通算3オーバーの29位タイで終えた。
ホールアウト後、「すべてが噛み合いませんでした。いいパットもカップを蹴られたり、今日はこんな日なのかな、という感じでした」と、雨と重なりツキにも恵まれなかった様子。首位とは8打差と大きく離され、優勝に関しては「無理ですね」と話した。しかし、賞金争いの渦中に身を置く横峯にとっては、少しでも順位を上げて多くの賞金を獲得することが大切。「明日は天気も良いみたいだし、1つでも多くのバーディを獲れるように頑張ります」と、最終日のチャージを誓った。