ようやくのアンダーパーも、距離感の壁を克服できず
2007/11/24 16:31
国内女子ツアー最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目。ショットの精度が上がらず、順位を伸ばせない横峯さくらだったが、3日目にしてようやく目標とするアンダーパーをマークした。
前日のホールアウト後、9IとPWの距離が、本人が思っているより3ヤード短いことを父に指摘された横峯。1番の第2打は、その9Iで距離ぴったりのピン横1.5mにつけたが、このパットを沈める事は出来なかった。すると、3番ではグリーンを外し、寄らず入らずのボギー。苦しい序盤戦となってしまう。
しかし、右を向いていたアドレスと、アウトインの軌道にならないように注意したというショットは、前日より改善される。6、11、13番とバーディを奪い、一旦はイーブンパーまで順位を戻した。
迎えた15番ホール。ピンまで135ヤードを9Iで放った第2打は、グリーン手前のバンカーに捕まってしまう。数字で計算した距離と、体が覚えている距離感を調整するのは昨日の今日では難しく、「あー、やっぱり…」という結果だった。
「本当は6ヤード位距離が違っていたんですよ…」という横峯。「でも、頭で分かっていても、体が反応しないんです」と苦しい表情で振り返った。
明日はいよいよ今年のツアーの締めくくりとなる最終日。「少しでも上に行けるように、アンダーパーを目指して頑張ります」とコメントしたが、1年を笑顔で終える事が出来るのか、最終日の戦いに注目したい。