いよいよ開幕、今年のさくらは一味違う!?
2008/03/06 19:55
07年の賞金ランキングは第2位。年間獲得賞金は1億円を突破した横峯さくらだが、トップの上田桃子には約5千万円及ばなかった。今年は上田が米国ツアーに挑戦する為、必然的に賞金女王の最有力候補と目されているが、現在の群雄割拠の女子ゴルフ界でそれを実現するのは、決して簡単なことではない。
W杯で好プレーを見せた佐伯三貴や諸見里しのぶ、昨年の最終戦を制した古閑美保、さらに不動裕理や大山志保の賞金女王経験者に、全美貞、張娜などの外国勢が虎視眈々と優勝を狙っている。「まだスタートしていないし、1からなので、狙える位置に居たら狙いたい」と、開幕戦を前に賞金女王について聞かれた横峯は答えている。
プロ5年目を迎える今年、開幕前に海外で3試合をこなした横峯は、沖縄に入ってからもプロアマ前日の水曜日はコースに来ないで軽い練習で済ませるなど、ガツガツしない調整で大会に臨んでいる。「これまでは、練習するって決めたら5時間でも6時間でも練習していたけど、それは練習の為の練習でした。今はもっと中身の濃い練習をしています。本番の為の練習。時間じゃなくて、質ですね」。横峯は自分のペースを掴みつつあるようだ。
昨年末、「S」から「A」という軟らかいシャフトに変えたドライバーは、ハワイで「SR」、そして沖縄では再び「S」へと戻した。「ティショットの方向性が大事」という琉球GCで、ドライバーの精度は重要だ。大会前日のプロアマ日にも、横峯のキャディバッグにはタイプの違う3本のドライバーが挿さっていた。
これまでは、さくらアカデミーの生徒やマネージャなどが務めていたキャディも、今週、来週とプロがバッグを担ぐ予定だ。「プロと組んだらどういうゴルフが出来るか試してみたい」という横峯。開幕に向けて、準備万端整った。