「もう少しパットが入ってくれれば…」さくら、じわり浮上
2008/04/19 20:25
初日は3オーバーと出遅れた横峯さくら。歴代チャンピオンの一人として巻き返しを果たすべく、8:43に1番ティからスタートした。
早速、1番でピン下1.5mにつけたが、このパットはカップの右を抜けてバーディチャンスをものに出来ない。さらに、3番パー3でティショットをグリーン左に外すと、アプローチで1.5mに寄せたが決められずにボギーとし、ストレスの溜まる立ち上がりとなってしまう。
この重苦しい雰囲気を打ち破ったのが、続く4番パー5。ティショットをフェアウェイに置いた横峯は、エッジまで220ヤードの第2打を3Wでピン横10mに2オンさせる。この長いイーグルパットは、ラインに乗ってカップに向かい、思わず横峯も「行けー!」と叫ぶと、ジャストタッチでカップに消えてイーグル奪取。どっと沸いたギャラリーの歓声に、横峯は嬉しそうに右手を上げて応えた。
その勢いのままに続く5番でも4mを沈めてバーディを奪った横峯は、1オーバーまでスコアを戻した。だが、6番以降は再び我慢のゴルフとなってしまう。「ショット自体は悪くないけど、5~6mのパットが一回も入らなかった」と、12番までパーセーブを続けたが、13番パー3ではグリーンをオーバーして寄らず入らずのボギー。17番ではティショットを左に曲げ、アプローチで2mにつけたものの決めきれずにボギーとした。
「パットさえもう少し入ってくれれば」とうなだれる横峯だが、「明日こそアンダーパーで回れるように頑張りたい」と、コースに対するリベンジを誓った。