2008年 ヴァーナルレディース

「早く一勝したい気持ちは強いけど…」

2008/05/15 19:36
アプローチのバリエーションを増やし、難コース攻略を目指す横峯さくら

先週のメジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」で3位タイ。今年はまだ優勝こそないものの、7試合に出場してトップ10を外したのはわずかに1試合で、賞金ランキング3位につける横峯さくら。「早く一勝したい気持ちは強いけど、焦らず自分のプレーをしていけば、結果はついてくると思う。1打1打自分のベストを尽くすのが目標です」と、高額賞金の掛かる今大会を前にしても、普段どおりの意気込みを語った。

今週はプロアマ戦が行われないため、大会前日の木曜日は練習ラウンドに充てられた。この日は、現在指導を仰いでいる橋本大地プロと、その門下生である宅島美香と共に18ホールをラウンド。去年と比べ4ホール合計で42ヤード伸ばされたコースを入念に下見した。

「去年までは全部ドライバーだったけど、ピン位置によって3Wや5Wを使うところもあると思う。その方が曲がりが少ないし、ドライバーだとバンカーに入るようなところもあるので」と、確率の高いマネジメントでコースを攻略するつもりだ。

さらにこの日は橋本コーチから、新しいアプローチの方法も教わった。これまでは、下が硬いところからは、転がししか出来なかったという横峯だが、「フェースを開いて、ダフらせる感じで打つ」アプローチで、キャリーを出しつつ球を上げるという練習を繰り返した。手応えは上々で、「試合で自分のものにしたいです」と笑顔を見せた。

「優勝争いをしても優勝が出来ないのは、精神的・技術的にまだまだです」という横峯。今試合でその課題をクリア出来れば最高だ。

2008年 ヴァーナルレディース