惜しい!ホールインワン賞の300万円まであと10センチ
「カゴメ フィランソロピーLPGAプレイヤーズチャンピオンシップ」最終日。3オーバー32位タイからスタートした横峯さくら。3日間、アンダーパーが出せず苦しんでいたが、前日のコメント通り最終日はアンダーパーをマーク。2アンダー「70」でホールアウトし、通算1オーバーの21位タイで終了した。
スタートの1番でボギーを叩いたが、3番パー5で確実にバーディを奪う。6番のパー5も3打目のアプローチでピン左奥1メートルにぴたりと付けバーディ。続く7番は、ティショットでフェアウェイの左ファーストカットからピン手前3メートルに寄せ連続バーディ。中盤は1バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせずに苦戦。
そして迎えた16番146ヤードのパー3。8番アイアンで振りぬいたティショットはピンに向かって一直線。ギャラリーの大歓声に打った横峯もびっくりしたが、ボールはカップの縁で止まった。「惜しかったね!」と同組の選手に声をかけられて、ティグラウンドのボードを見た横峯は、初めてこのホールのホールインワン賞が300万円だったことを知った。
横峯はアマチュア時代を含めても生涯2回しかホールインワンを経験していない。プロの試合でも1回だけ出したが、アマチュアだったので賞金はもらえなかったという。
次週開催される「全英リコー女子オープン」に出場するために、月曜日には渡英する横峯。昨年は予選落ちに終わったが、今年はまず予選通過を狙う。そして横峯にとって最大の援軍が立ち上がった。父・良郎氏が、昨年に続き今年もキャディを行うことになったのだ。現在、国会は開催時期ではなく「お、その週空いてるぞ!」という良郎氏の一言で全英行きが決まった。
「昨年は、父と練習ラウンドをすることができなかったので、今回はしっかりと下見をして攻め方を考えたいです。親子という意識では良い結果にならないので、そういう意識を持たないで挑みます。いまのままでは予選落ちが見えているので、しっかり調整してベストを尽くしたいです」。