横峯さくら「18番のダボ以外はまあまあ良かった」
次週に全英リコー女子オープン出場を控え「カゴメ フィランソロピーLPGAプレイヤーズチャンピオンシップ」に出場している横峯さくら。前週に腰痛で棄権をしたが、その心配はないと前日の会見で語ったように、豪快なティショットでスタートを切った。
予選2日間は「LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」のここ3年の優勝者、大山志保(05年)、横峯(06年)、古閑美保(07年)で形成された。ギャラリーの注目度も一番高く、この組には列を成して観戦する光景が見られた。
10番スタートの横峯は、11番パー5でバーディを奪った。ところが、18番パー5でダブルボギーを叩き、1オーバーに後退。後半は3番パー5でバーディを奪ったが、パー3、パー4は全てパーでラウンドし、この日はイーブンパーの25位タイで終了した。
「今日は18番のダブルボギー以外は、まあまあ良かったです。今日の調子だったら、1つか2つくらいは伸ばせると思ったけど、まだ1日目だし、明日がんばります」。ラウンド後に淡々とこの日のラウンドを振り返る横峯だが、チャンスというチャンスはほとんど訪れなかった。
バーディを奪ったパー5は2つとも2打目のフェアウェイウッドでカラーまで運ぶイージーバーディ。18番のダブルボギーはティショットが木の近くに行き、テークバックが取れず5番アイアンでフェアウェイに出すだけ。3打目の残り250ヤードを3番ウッドでグリーン手前40ヤードへ。4打目が手前のカラーにしか届かず、そこからパターで3打かかってしまった。
それ以外のパーに関しては、アイアンの距離感が合わず、特にグリーンの奥目に乗ることが多かった。したがって下りのバーディパットがほとんどで、狙うというよりもカップに寄せるのが精一杯という展開だった。首位とは7打差と開いているが、昨年も初日は1アンダーと静かなスタートから盛り返しただけに、残り3日間のチャージに期待がかかる。