2008年 マスターズGCレディース

ドライバーが乱れ、さくら及ばず4位タイ

2008/10/26 17:42
横峯さくらは、靴紐を締めなおし、上位追撃と行きたいところだったが…

首位とは2打差。今季初優勝と逆転賞金女王獲得の夢を託し、「マスターズGCレディース」最終日最終組の横峯さくらを応援したファンも多いはずだ。しかし、小雨がぱらつく1番ホール。横峯のファーストショットは、大きく左に飛び出した。

2打目でフェアウェイに戻し、このホールをパーで切り抜けた横峯だったが、2番以降、今度はティショットで右へのスライスが止まらなくなる。「なんでか分からなくて…」と、対処出来ない横峯は、それでもしぶとくパーを拾う。

「ゴルフって、凄くいいショットをしてもイーブンパーって事があるし、悪くてもリカバリーしてアンダーパーで回れることもある。そんな感じで(諦めずに)回りました」と、優勝争いよりも、目の前の1ホール1ホールを精一杯に切り盛りした。

後半に入り、「グリップを短く持って少しは良くなりました」と、15番パー5でこの日唯一のバーディを奪ったが、2つのボギーが響いて、この日「73」。通算2アンダーへスコアを落とし、賞金ランクトップの李知姫(韓国)と並ぶ4位タイで3日間の戦いを終えた。

苦手としていた17番パー3では、ようやくティショットでグリーンを捉えてパーを拾い、「ちょっとはリベンジできたかな」と微笑んだが、待望の今季初優勝はまたもお預けとなってしまった。

「優勝したい気持ちは強いけど、今の状態じゃ全然無理なので、自分に自信を持てるように頑張ります」という横峯。毎回勝てないもどかしさを感じてしまうが、良い面だけを見れば、安定感は抜群だ。

2008年 マスターズGCレディース