さくら悲願の今季初優勝へ、首位と1打差で最終日
2008/11/15 18:56
国内女子ツアー第35戦「伊藤園レディス」初日を、首位と4打差の3位タイで終えた横峯さくら。過去には相性の悪さがあった大会だが、それも今の調子なら克服出来そうだ。
この日は上田桃子、原江里菜という年下の二人と同組。横峯は1番からバーディと、幸先の良いスタートを切る。3番パー5でもバーディを奪い着実にスコアを伸ばしたが、322ヤードと距離の短い6番パー4で、アイアンで刻んだティショットがフェアウェイバンカーに捕まって、2打目はグリーンオーバー。寄せ切れずにボギーとしてしまう。
「ショットが良かった分、チャンスが一杯あった」という横峯だが、8番で5mを沈めてバーディとしてからは、17番までパープレイが続く。トップと2打差で迎えた最終18番。ティショットはやや右に出てラフに捕まったが、運よく前方の木も邪魔にならず、ピンまで158ヤードの第2打を7Iでピンそば1.5mにつけるスーパーショットを披露。このバーディパットもきっちり沈め、首位と1打差に詰め寄る最高のフィニッシュで大会2日目を終えた。
「実力者が上位に集まっているので、本当に1打1打が大事になってくると思います。明日も気を抜かないでプレーしたいです」という横峯。その言葉通り、首位に立つのは李知姫、古閑美保、大山志保の3選手。さらに、横峯と並ぶ4位タイに、不動裕理、北田瑠衣、宮里藍、服部真夕らが続いている。今季ここまで優勝のチャンスに恵まれながら、あと一歩のところで詰めの甘さを露呈してきた横峯。明日は強豪選手とのデッドヒートを糧に、ここ一番の勝負強さを発揮したいところだ。