単独首位の横峯さくら「同じ四国でリベンジしたい!」
「大王製紙エリエールレディス」2日目は、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りを行った後にすぐにスタート。横峯さくらは、18番の1ホールをこなしてから、第2ラウンドに突入した。
ショットが好調の横峯は、序盤からチャンスを量産する。3番パー3でピン右1mにつけてバーディを奪ったが、2番3m、4番3mのバーディパットは決めきれず、5番パー5では2オンしたものの3パットでパーとしてしまう。それでも、徐々にパターのタッチも合い出して、7番で3mを沈めると、折り返した10番、そして11番と3mのバーディパットを立て続けに沈めて通算5アンダーへとスコアを伸ばした。
単独首位に立った横峯だが、大きなピンチが15番で訪れる。ティショットを大きく右にふかすと、その球はカート道のさらに右の林の中まで達してしまう。木の根っこの近くだった為、2打目は手前のラフに出すのが精一杯。しかし、ピンまで90ヤードの第3打をSWでピン下2.5mにつけると、このパットを沈めてナイスパー。「あれは大きかったです」と、振り返った。
続く16番パー3は、ティショットをグリーン左のラフに外し、寄らず入らずのボギーとしたが、次の17番パー5で2オンに成功してバーディを取り返す。結局この日は4つスコアを伸ばして通算5アンダーとし、2位に1打差の単独首位に浮上した。
「ショットが結構良い分チャンスも多くて、入っている方だとは思うけど、今週からパターを変えたので上出来だと思います」という横峯。これまでは2ボールやマレット型のパターを使っていたが、数週間前に姉・留衣の練習ラウンドに付き合った時にたまたま使った貸しクラブがピン型で、「(ピン型は)イメージが沸かないと思っていたけど、使ってみたら結構良かったです」と、瓢箪から駒が出た。
残り2試合となった国内女子ツアーで、今季初優勝のチャンスを掴んだ横峯。3月の「PRGRレディス」でプレーオフの末に優勝を逃したのも、横峯が高校時代を過ごした高知だけに、「同じ四国でリベンジしたい気持ちは強いです」と、きっぱりと言い切った。