「アンダーパーが出ないことはない」さくら、目標を上方修正
「全米女子オープン」2日目は、7時33分と早いスタート時間となった横峯さくら。この日は、朝から曇り空で午前中は時折雨もぱらついたが、横峯がホールアウトする昼頃には、明るい太陽が顔をのぞかせた。だが、16時過ぎに雷雨の為に競技は一時中断。最終的にはホールアウト出来ない選手も出たが、横峯はサスペンデッドの影響を受けることはなかった。
初日の好調なショットをキープしたい横峯だったが、この日はドライバーショットの安定感を欠いてしまう。13番パー5のティショットは「ファー」の声と共に右のラフへ。3打目で左下のカラーまで運んだが、そこから3mに寄せて2パットのボギーとしてしまう。
ゆるい左ドッグレッグの15番では、今度はティショットをひっかけて、木の葉っぱをかすめながら左のラフへ入れてしまう。第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、3打目もグリーンに届かず、4オン2パットのダブルボギー。通算1オーバーへスコアを落とした。
その後もバーディのあとにボギーが来る出入りの激しいゴルフが続く。結局この日は4バーディ4ボギー1ダブルボギーの「75」で、前日の貯金を吐き出し通算イーブンパー、暫定28位タイで大会2日目を終えた。
当初の目標としていた予選通過は確実としたが、課題も見えた予選ラウンド。「ショットが乱れていたので、修正しないと駄目ですね」と横峯。右足体重になってしまっている事が原因では、と自己分析した。
ラウンド中は、腰を伸ばしたり屈伸をしたりと、体の疲労もたまっている様子。それでも、「すごく疲れるけど、そんなこと言っていられない」と、弱音は吐かない。「今日はラフにいったところでボギーを叩いてしまって、もったいなかった。2日間やって、アンダーパーが出ないことはないと思ったので、明日からはアンダーパーを目指して頑張りたい」と、目標を上方修正して、決勝ラウンドに臨む。