さくら、惜しくも新記録達成を逃し11位タイ
2009/05/24 16:52
開幕から9試合連続トップ10入りという国内女子ツアー新記録(1988年のツアー制度施行後~)をかけ、「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」最終日に臨んだ横峯さくら。首位とは5打差の11位タイと、新記録、そして逆転優勝も狙える位置からスタートを切った。
だが、スタートホールの1番パー4で3パットのボギーと出ばなをくじかれると、「前半だけで3、4回カップに蹴られました。こういう日もあるんだな、と思いましたね」と10番まで全てパーが並ぶ展開が続く。一時は順位を大きく後退させたが、それでも11番、12番と連続バーディを奪って息を吹き返し、再びトップ10付近に浮上する。
だが、13番パー5の2打目を右に曲げ、このボールがギャラリーの足に直撃。大事には至らなかったものの、「動揺しました…」という横峯は、それが影響したのか直後の14番でボギー。15番パー3でバーディを奪い返し、10位台前半の微妙な位置で最終18番パー4を迎える。2打目はグリーン手前のカラーで止まり、約20ヤードの距離を残す。「これを入れないとトップ10には入れな、と思って狙いに行った」という横峯だったが、ボールは無情にもカップを逸れ、パーフィニッシュ。通算2アンダーの11位タイと、新記録には僅かに届かず競技を終えた。
「多少は(新記録への)意識があって、上に、上にへの意識はあったんですが…」と横峯。「ショットは良かったんですが、まだまだ精神的に弱いと改めて感じました。また頑張ります」と、気持ちを切り替えていた。