さくら、前半は風に惑わされるもナイスカムバック
2009/05/23 18:40
「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」2日目を、首位と4打差の11位タイで迎えた横峯さくら。この日は朝からホールによって風向きが変わる、舞うような風が吹き抜ける。「風が分からなかったし、難しかった」と、前半はショットの距離感に悩まされ、3番パー4ではティショットを左ラフへ打ち込みボギー。5番パー4でもセカンドショットでグリーンを捕らえきれずにボギーとする。
最終日へ向けて少しでも首位との差を詰めたいところだったが、前半を終えて2ストローク落とす展開に。だが、バックナインに向かうまでの休憩中、キャディのジョンとの会話が横峯の気持ちを落ち着かせてくれたと振り返る。「後半は楽しもう、と話しました。風は分からないかもしれないけど、(読みが)合っていたらラッキーだね、ぐらいな感じで行こうと」。
この会話で気持ちが切り替えられたという横峯は、13番パー5では2オンに成功し、この日初バーディを奪取。さらに15番パー3では8メートルを沈めてバーディ、17番パー4でもピン右手前2メートルを沈めバーディとし、この日3バーディ、3ボギーのイーブン。ナイスカムバックで前半の遅れを取り戻し、通算1アンダーの11位タイでホールアウトした。
一時は独走態勢を築いた三塚優子が後半に失速したこともあり、首位とは5打差。「とりあえず、1つでも上を目指して頑張ります」と横峯。「風が吹けば、チャンスはあると思う」と、大逆転勝利を目指し明日の最終日を迎える。