2007年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

さくら、悔しさこそ一番の収穫

2007/04/02 00:00
午前7:28、トップスタートの横峯さくらは朝日を浴びながらティグラウンドに向かった

クラフトナビスコチャンピオンシップ最終日の横峯さくらは、1バーディ5ボギーの「76」とスコアを伸ばせず、4日間通算11オーバー、44位タイで自身初の米国メジャー挑戦を終えた。

「1日1日難しくなっていくので、まだ歯が立たないですね。自分の実力では、このコースには勝てないと思いました」。ホールアウト後の横峯は、素直に自分の力不足を認めた。「まだまだ練習が足りないです」。

終わってみれば、練習ラウンドが足りなかったことも悔やまれる。「ティショットを運ぶ場所や、クラブの番手、グリーンのアンジュレーションとか。もう少し(練習ラウンドを)出来ればよかったです・・・」。

この経験を今後に生かせるかは本人次第だ。この大会での収穫は?との問いに、「自分の一番練習しないといけないクラブが見つかったことです」と答えた横峯。そのクラブとは、彼女の持ち味でもあるドライバーだ。「どんなコースでもティショットを確実にフェアウェイに置くために、飛ばして曲がらないショットを身につけたいです」。

横峯の闘争心にも火がついた。大会前は体調によって出場を考えたいと言っていた次戦の国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」。だが、最終日終了後は「スタジオアリスでは優勝を目指して頑張ります」と宣言した。

毎年同じコースで開催される今大会。20位以内に与えられる来年の出場権には手が届かなかったが、賞金ランキングや世界ランキングで再び出場権を得ることは出来る。「また来年リベンジしたいです」。その為に、まずは来週から始まる国内女子ツアーで結果を残したい。

2007年 クラフトナビスコチャンピオンシップ