2007年 リゾートトラストレディス

さくら、スコアを伸ばせず置き去りに・・・

2007/06/03 00:00
17番パー3でパーパットが惜しくも外れ、思わず腰が砕ける

首位と2打差の単独2位で「リゾートトラストレディス」最終日を迎えた横峯さくら。首位の上田桃子、単独3位の不動裕理と共に最終組をまわることで、スタートホールから大勢のギャラリーが横峯らの後を追った。

上田を追う焦りと、迫る不動から逃げる重圧にも負けず、1番スタートホールでバーディを奪う幸先の良い滑り出しを見せた横峯。しかし、その後はバーディに見放される展開が続く。得意のロングホールでもパーに終わるなど、序盤からバーディを重ねる上田と不動とは対照的に、スコアカードにはパーがズラリと並ぶ。

「前半はしっかりパットが打てていなかったので、後半からしっかり打っていこうと言っていたんですけど・・・」というバックナインも、やはりバーディパットが決まらない。結局2番から16番まで15ホール連続のパー。難度の高い17番パー3ではアプローチのミスが響いてボギーとするなど、この日は1バーディ、1ボギーの「72」で終えた。一方の上田と不動はスコアの伸ばし合いを続け、通算11アンダーでプレーオフに。横峯だけが取り残される結果となってしまった。

ラウンド後、上田・不動との最終組について「(自分は)ギャラリーをしていましたね」と話す横峯。「2人とも我慢するところは我慢して、狙うところは狙ってくるし、すごい勉強になりました」と、2人が演じた熱戦に感心しきりだった。しかし、大観衆の前で自分だけ置き去りにされた展開に対し、悔しさが残らないはずはない。来週の「We Love KOBEサントリーレディス」は欠場する予定だが、この1週間で悔しさを向上心に昇華させ、次戦に向けて優勝へのモチベーションをさらに高めて欲しい。

2007年 リゾートトラストレディス