2009年 ミケロブウルトラオープン

桃子、マーカー忘れてイライラも治まらず・・・

2009/05/11 11:40
大山、宮里の活躍とは対照的に、39位に終わった上田はため息続き

体調不良の状態が続く中、米国女子ツアー「ミケロブウルトラオープン」に出場している上田桃子は、3日目を終えて2アンダー32位タイで踏ん張っていた。最終日には前半からバーディを奪うべく、7アンダーを目標にスタート。しかし、この日の上田は朝から思い通りに行くことはなかった。

スタート直前、上田はキャップのツバにクリップマーカーがないことに気がついた。グリーン上でボールをマークする際必ず使用するもので、なければ代用品を探さなければならない。しかし上田にはその準備も出来ておらず、キャディーが急遽ギャラリーからコインを借りてバタバタとスタートした。

「1番ホールからボールマーク無くして、準備ができてなくてイライラしてた。いつも左のポケットに入れているけど、左ももの裏が張るので時間もあったし、トレーナーさんにマッサージをお願いしようとして、ポケットから出したら、そのまま置いてきた・・・」。上田は自らのミスに腹をたてた状態でスタートしてしまった。

気持ちの整理がつかない状態で迎えた1番は、2打目をグリーン手前のバンカーに入れ、そこから寄らず入らずのボギー。2番からは落ち着きを取り戻したが、5番で再びバンカーに捕まりボギーを叩いてしまう。

前日掲げたバーディラッシュとは程遠いスタートとなったが、7番パー5、13番パー3でバーディを奪い、この時点は2アンダーに戻していた。しかし、16番でボギーを叩くと、17番パー3は1m程度につけたバーディパットを外してしまう。そして最終18番も2mのパーパットがカップに嫌われボギーフィニッシュ。通算イーブンパーの39位タイとなった。

「ゴルフの調子自体は悪くないので、来週がんばりたいなと思います。(来週に向けては)ゴルフの面白いところはイチからなので、新しい気持ちでプレーしたい」。今週は発熱や咳、そして忘れ物などゴルフ以外でいろいろなことが起こったが、次週は全てをリセットして新たな気持ちで臨むつもりだ。

2009年 ミケロブウルトラオープン