桃子、復調を確信する3日間! 目指すは国内最終戦!
2010/11/07 17:47
優勝した07年の再現が期待される中、首位に6打差で「ミズノクラシック」最終日を迎えた上田桃子。前半の3番でティショットを引っ掛け、痛恨のダブルボギーを叩いたものの、「ショットは今日が一番良かった」とその後は安定したプレーを披露。3個のバーディを重ね、通算8アンダーでフィニッシュした。
順位では14位タイに後退したが、ホールアウト後の上田に悔いの表情は無かった。「ここに来るまでは調子が悪かったけど、3日間をアンダーで回れたことは大きい」。上田にとっては、ショット、パットを含めて復調を確信する3日間となった。特に、「今までにない感触」と、ショットへの手ごたえを強調。ショットメーカーの上田にとって、何よりも求めていた感触だったのだろう。
今シーズンの残りは米国ツアーには出場せず、国内に専念。来週からの「伊藤園レディス」、「大王製紙エリエールレディス」と2連戦に臨む。そして目標に置くのは、最終戦の「LPGAリコーチャンピオンシップリコーカップ」出場だ。現在は国内賞金ランク37位と、出場権を得る同25位以内を満たしてはいないが、「調子も良いし、リコーにも出たい気持ちが強くなった」と意欲的。「残り2試合、強い気持ちで“優勝を狙います”と言えると思う。来年に繋げるためにも、リコーには出たい」と、強い想いを口にする。
米ツアーへの扉を開いた思い出の地で、失いかけていた自信も取り戻した。輝きを取り戻した上田が、大詰めを迎えた国内ツアーの盛り上げ役になる。