桃子、38パットに「心がグラグラ」
2010/08/27 18:16
開幕前から強い意気込みを口にしていた「CNカナディアンオープン」初日。「ここ2、3年で1番と思うぐらいショットは良かった」という上田桃子だったが、この日はパットがことごとくカップを逸れ、インの前半から苦しい展開が続いた。
12番でボギーが先行すると、16番パー4では5メートルから3パットのダブルボギー。前半で3ストローク落として後半へ折り返す。1番では2.5メートルのバーディチャンスを外すと、4番、6番、7番とボギーを重ねてしまい、この日5オーバー。111位タイと大きく出遅れる滑り出しとなった。
38パットという数字が重くのしかかった初日。「ショットはすごく良いのに、パットだけが悪かった。1メートルも入らなくて、心もグラグラして・・・」。思ったラインに打てたと振り返るのは、17番と18番の2ホールのみ。「自分のノーマルが何なのか分からなくなってしまった」。意気込みとは裏腹のスコアに、悔しさを滲ませた。
だが、改善策は見えている。16番グリーンでは帯同するキャディに後方からパッティングを見てもらい、右手が出ていたことに着目。「右手がかぶってアウトに上がる癖がある」と、かねてからの悪癖が原因のようだ。今週は申智愛らを指導するスティーブ氏に指導を仰ぎ、「ショットはすごく良くなった」と自信ものぞかせる。「(明日は)良いスコアで回れると思う」と、巻き返しを誓っていた。