2010年 コーニングクラシック

桃子、パットに光明を見出して再浮上

2010/07/04 10:42
ホールアウト後、ファンにサインをする上田桃子。明日の最終日も納得のプレーで来週のメジャーに繋げて欲しいところだ

「コーニングクラシック」2日目はパットの乱れにより、6位タイから32位タイへと後退していた上田桃子。それでも「調子は良くなっている」と、自身の中では手応えを掴みつつある様子。迎えた3日目では、上田の言葉も頷ける好内容のプレーを見せてくれた。

スタートホールの1番パー4では、右ラフからつけたピン左上6メートルを沈めてバーディ発進。3番でボギーを叩いたものの、8番ではカップの向こう淵にぶつける力強いパットで2メートルを捻じ込みバーディ。ガッツポーズを見せた。さらに折り返し後の11番でも3メートルを沈め、バーディを重ねる。

その後はパーを続けるが、迎えた最終18番パー5でピンチを迎える。ティショットを右ラフに外すと、2打目も右の林の中へ。前方には松の枝が迫り出していたが、パンチショットで低く出してグリーン左のカラーまで運び、窮地を脱出。「良いパーセーブで上がれて良かった」と、納得の内容で締めくくった。

この日3バーディ、1ボギーと2ストローク伸ばし、通算5アンダーの23位タイに再浮上。この日はシビアな位置にカップが切られ、打ち切れないパットも多かったというが、出球のスピードをイメージしながら打つことで「14番ぐらいから良い感じになった」と、この日は予選ラウンドで4回あった3パットもゼロ。「(来週の)USオープンまで何ともならないと思っていたのが、この3日間で“これだったら戦える”と思えているので、そこが1番」。明日の最終日、自信をさらに深めて来週のメジャーに挑んで欲しいところだ。

2010年 コーニングクラシック