桃子、先週の鬱憤を晴らす好スタート!
2010/07/02 10:15
先週のメジャー戦「LPGAチャンピオンシップ」では5人が出場した日本勢のうち、ただ1人の予選落ち。悔しい思いを抱いて迎えた今週の「コーニングクラシック」では一転、首位に3打差の4アンダー6位タイと、上々の滑り出しを見せた。
1番からスタートした上田は、スタートホールで1.5メートルを沈めてバーディ発進。続く2番ではピン左上6メートルから捻じ込み、連続バーディと絶好のスタートを切る。6番でボギーを叩くも、8番では4メートルを沈めてバーディを奪い返し、ガッツポーズを見せて気迫溢れるプレーを続けた。
10番でボギーを叩くが、この日は良い流れを途切らせない。12番でバーディを奪うと、14番ではグリーン左8ヤードから直接沈めるチップインバーディ。17番パー5でも確実にバーディを奪い、この日6バーディ、2ボギーの「67」(パー71設定)。先週の鬱憤を晴らすナイスプレーを披露した。
痛めている右ひざをかばうことで、「体のいろんなところが痛かった」という上田。今週も「不安でいっぱいだった」と振り返るが、「バランスだけを考えて回ろうという欲の無さが良かった。いつもは8割ぐらいで振ってるところを6割ぐらいの感じで振ったら、ミート率も良くて飛距離もすごい出た」と納得の表情を見せる。先週の悔しさも、関係スタッフや今週から帯同する母親のサポートもあり「みんなのおかげで気持ちを切り替えられた」と話す。「今週は来週のため、と思ったけど、手応えがつかめました」と、次週の「全米女子オープン」に向けても意義あるラウンドとなったようだ。