2010年 サイベース・マッチプレー選手権

桃子、一度もリードを許さず1回戦を快勝!

2010/05/21 11:24
1回戦を勝ち抜き「やっぱりこのゲームは難しいですね・・・」という上田桃子(Ross Kinnaird/Getty Images)

米国女子ツアーの「サイベース・マッチプレー選手権」は、上田桃子にとってプロ転向後初めてのマッチプレーとなる。ジュニア時代もマッチプレーは苦手だったという上田だが、初日の1回戦はビッキー・ハーストと対戦し、一度もリードを奪われず3アンド1で快勝した。

3番でハーストがパーを奪えず上田が1アップ。5番、6番、そして9番と上田が順調にポイントを奪い4アップまでリードを広げた。快調に試合を進めた上田だが、ピンチもあった。15番でグリーン奥からのアプローチが、カップまで5mまでしか寄せられなかったが、このパーパットを決めて、右手を何度も振り下ろすガッツポーズ。対するハーストが1mのパーパットを外し、上田の勝利が大きく近づいた。

「15番のアレがデカかったです。私が外してたら向こうが入れてたと思う。でも、今日は1ホールも勝ったと思わなかったんです。16番は取ったら4UPになるから終わりだと思って入れにいってしまった」。上田の気負いがミスパットにつながり、16番を終えて2アップに後退。しかし、17番でハーストが4.5mのパーパットを外したのに対し、上田はバーディ。1ホールを残して勝負が決まった。

上田の2回戦の相手はキム・ソンヒー(韓国)だが「次はソンヒ。彼女は今年ずっと安定してる。ショットの戦いになると思う」と対戦相手を意識しながらも「明日も対自分とおもってやりたい」と、自らに言い聞かせるようにコメントし、大会2日目の戦いに備える。

2010年 サイベース・マッチプレー選手権