2010年 ベルマイクロLPGAクラシック

桃子「できれば最後まで戦いたかった!」

2010/05/17 11:16
最終日は9ホールラウンドしたが、記録上は無効となってしまった(Stephen Dunn/Getty Images)

師匠の江連忠氏と決別し、新たなスタートの気持ちで米国女子ツアー「ベルマイクロLPGAクラシック」に出場した上田桃子。2日目にアンダーパーをマークしたが、3日目を終えてイーブンパーの49位タイと伸び悩む展開が続いていた。

迎えた最終日は10番からスタートし、2m程度のバーディチャンスを迎えるが、決めることが出来なかった。そして14番では3パットのボギーを叩いてしまう。続く15番は下り8mの難しいラインを読みきり、上田の良いリズムになりかけたときに競技中断のサイレンが鳴ってしまった。

この時点で上田は前半の9ホールを終えていたが、雨天によるコースコンディションの悪化という理由で、最終日のラウンドは中止となってしまった。「フロントナインは終わっていたのでできればこのままやりたかった。でも、しっかり休めてよかったと思ってる。来週に向けて休養したい」大会側の判断に従うしかなく、つかの間の休息に安堵する。

そして、次週はニュージャージー州で開催される「サイベース・マッチプレー選手権」に出場を予定している。「マッチプレーはプロになってやったことがないので、すごく楽しみ。相手が誰かはわからないけど、自分のゴルフができるように自信を持ってやりたい」と、目の前の相手との駆け引きなども要求されるマッチプレーへの準備にかかる。

結局最終日のプレーは記録として残らないが「今日は手応えを感じた1日でした」と、次なる戦いに期待を持たせるコメントで締めた。

2010年 ベルマイクロLPGAクラシック