2010年 ベルマイクロLPGAクラシック

悩める桃子 「私らしさって・・・」

2010/05/16 09:32
ドライバーも「まだ慣れていない部分がある」と把握しきれていない様子 ※画像はスタジオアリス女子オープン

「ベルマイクロLPGAクラシック」2日目は、半インチ短くした新シャフト装着のドライバーが好調。飛距離アップの恩恵もあり、89位から42位へとジャンプアップを遂げた上田桃子だったが、迎えた3日目は前半の躓きが大きく響いてしまった。

2番パー3でボギーを叩くと、3番、4番で迎えた2メートルのバーディトライも決められずリズムに乗り切れない。絶好のチャンスを逃した後の5番パー4では、ティショットを左バンカーに打ち込むなど、3オン3パットのダブルボギー。「出だしが良くなくて、イマイチだった」と、序盤を悔やむ上田。

その後は2ストローク伸ばしたが、巻き返すまでには至らずこの日「73」。通算イーブンパーの49位タイに後退し、「まったく話にならない。毎週1日は良くない日があって、日替わりなのが残念」と厳しい表情で3日目を振り返った。

今シーズンは、気持ちの浮き沈みを無くす『ゼロ』という目標を掲げているが、「どうしても結果を求めてしまう。バーディを獲りたいとか、そういうのが邪魔しているのかな。最近、毎日考えています」と、その難しさを実感している様子。「お母さんは『リズムなんじゃない?』って。今は技術より、1、2か月はリズムだけを考えてやってもいいのかな。もう2年もやって考えている場合じゃないのかな、とも思うけど、やっぱり結果が欲しい。私らしさって何なのかを考えてしまう」。成長へと向かう、幾通りかの道。その分岐点で今、上田が悩みの時期を迎えている。

2010年 ベルマイクロLPGAクラシック