2010年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

桃子、折れた気持ちで薄氷の予選通過

2010/05/07 19:22
この日はダボが2回と苦しい1日。一朝一夕で平坦な心を掴むことは難しい

今季国内メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」の初日を1アンダー、8位タイで終えた上田桃子。大会2日目は条件の良い午前スタート。上位進出を目指し、自分自身にも大きな期待を抱いて、上田は1番からティオフした。

ところが、出だしの1番でティショットを左ラフに入れると、2打目はグリーン奥にこぼし、アプローチを1.5mに寄せるも決められずにボギー発進。2番、3番とバーディチャンスにつけたがこのパットも決められず、4番では再びショットを曲げてボギーとしてしまう。

「これだけパターが入らずに、欲しいタイトルなのに、何をこんなところで躓いているんだって…。(心が)折れちゃいましたね」と上田。気持ちの波を作らずにゼロにすることを今年のテーマとしている上田だが、タイトルへの強い想いと、その期待に伴わない結果とのギャップに、心は平静さを保つことが出来なかった。

「午前スタートだし、一つは伸ばしたいとずっと思っていたのが悪かったかもしれない」と振り返る。9番でダブルボギー、10番ボギー、11番で再びダブルボギー。後半は2つのバーディを取り返したものの、一度狂った歯車を修正することは出来ずに、この日は「80」と一気にリーダーズボードを転がり落ちた。

2日目を終えて通算7オーバーの37位タイ。「右の股関節の動きが良くなくて、それが気になっちゃって…。頼るものが無かったです」と上田。それでも、スコアを崩した午後組にも助けられ、なんとか無事に予選突破は果たした。決勝ラウンドの2日間は、再び気持ちをゼロにして再スタートを切れるだろうか?

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