桃子、持ち味を発揮できずに27位タイ
2010/04/05 07:58
今季米女子初メジャーの「クラフトナビスコチャンピオンシップ」。4日間を戦い抜いた上田桃子のフェアウェイキープ率は56分の25で44.6%。メジャーのタフなセッティングの中でこれだけフェアウェイを外してしまえば、上位進出は望めない。
通算2オーバーからスタートした最終日も1番のティショットを左ラフに入れてのボギー発進。「1番ホールでフェアウェイに打ってパーで切り抜けることの大事さが、この4日間身に沁みて分かりました」と上田。ボギー先行では勢いに乗れず、この日は3バーディ4ボギーの「73」。通算3オーバーの27位タイで4日間を終えた。
一番思い入れの強かった大会。「技術的には80%」の準備をしてきたという上田だが、「それを全部出せる精神状態ではなかった。そこまで想定して練習してきたかと言われるとそうじゃなかったのかも知れない。50%くらいです」。技術だけではなく、目に見えない流れの作り方や、凡ミスを無くすことを今後の課題として捉えていた。
上田がホールアウトした同じ頃、仲の良いヤニ・ツェンが首位を快走。「彼女はパワーもあって自分に無いものを持っているので、それを埋めたいです。今は(ヤニに)勝って欲しいと思うけど、次は負けないぞと言いたいです」。多くの課題を見つけた4日間となった。