2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

吹っ切れた桃子、「68」で29位タイへ浮上!

2010/04/04 11:15
ようやく3日目にアンダーパーで回った桃子。18番グリーンに笑顔で向かう!

前日のホールアウト後は、悔しさに涙を流した上田桃子。かろうじて予選通過は果たしたが、「終わってから色んなことを考えました。何が自分に足りなくて、何を準備してこられたのか…」。そして一つの答えが見つかった。「いくら自分が準備をしたと思っても、結果が出るまで終わりは無い。それが分かっただけでも良かったです」。

決勝ラウンドに入った「クラフトナビスコチャンピオンシップ」3日目。早朝の第2組でティオフした上田は、自分ときちんと向き合ったご褒美のようなスタートを切る。1番でカラーから15m、2番パー5でも第2打をグリーン左下のカラーまで運ぶと、10mのイーグルパットがカップに沈む。後半に入っても3つのバーディを奪い、ボギーは2つ。この日「68」とスコアを伸ばして、通算2オーバーの29位タイへと盛り返した。

「私の中で開幕2連勝した藍ちゃんが予選落ちしたことがびっくりで…」と上田は振り返る。昨日のホールアウト後はお互い目を腫らしながら言葉を交わした。「上位の選手は良い準備をしてきていて、私以上に悔しかったと思う。それに気付いた藍ちゃんは一回りも二回りも強くなるだろうから、私も負けずに頑張ろうと思った。私の場合はあと2日あるので、このコースに勝つぞという気持ちでした」。

決勝ラウンドに入り、昨日までの緊張が無くなるとスコアも浮上。「リラックスすることも大事だと分かりました」と上田。課題に挙げたのはパー5で確実にスコアを伸ばすこと。「もう少しチップショットを近くに寄せたい。技術という訳ではなく、集中の仕方とかルーティンを一定にすること。迷い無く打つのが大事」。あと18ホール、もう一度この難コースに挑戦する。

2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ