メジャー初戦に挑む桃子「初日が大事」
2010/04/01 10:24
今季米メジャー初戦の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」に挑む上田桃子。上田にとってこの大会は、米メジャーでも思い入れの強い大会。「やっぱり池に飛び込めるからですかね」とその理由を一言で表現するが、今大会は女子メジャーでは唯一毎年同じコースで開催される歴史ある大会。女子の「マスターズ」といわれる雰囲気が魅力なのだろう。
火曜日はプロアマ戦を行い、この日の水曜日は練習のみ。江連コーチらと練習場でみっちりと最後の調整を行っていた。
「去年はアプローチが下手くそでラフが長く感じたけど、今年の方がチップはし易いです」と上田。今年のラフは去年と比べて短いわけではなく、その分この1年間でチッピングの技術が向上したということだ。
米ツアー開幕2連戦は上位に食い込み、「オフにやってきたことは間違っていなかったと確信出来た。それ以降はナビスコに向けて照準を持ってこられたと思う」と、自信を覗かせる。「終わっちゃうのが寂しい気もする」と、開幕前からすでに想いは高まっている。
メジャーらしくグリーンは硬く締められ、風が吹けば攻略は容易ではない。上田は「ショートホールがキーになる。ショートとロングでプラマイゼロには最低したい」とプランを明かす。「初日が本当に大事です。初日に沈むと心まで沈んでしまうので」と、開幕ダッシュを心に誓った。