「分からないです…」桃子、困惑の1オーバー

「PRGRレディスカップ」初日の上田桃子は、1バーディ2ボギーの「73」。珍しくおとなしい内容のゴルフに終わり、本人は首をひねりながらのホールアウトとなった。

「最後も入ったと思ったのが入らないし、思ったところに打てても入らない。分からないです、このグリーンは…」。ショットの調子も悪くなく、パターのストロークもスムーズだ。それなのに、スコアが伸びない。

距離が短い代わりに高低差の激しい土佐CC。「今日はピンまで100ヤード残ることが多かったけど、ちょうど54度（のウェッジ）と50度の間の距離。高低差もあるし、そういうウェッジの難しさもあった」と振り返る。

ピンにびたびたのチャンスは少ないが、5m前後にはつけやすい。しかし、グリーンを読むのがまた難しい。「私の中では綺麗なグリーンだと思っているけど、一緒に回った人たちも入ってなかった。グリーンの小さなこぶが効いているのかと思ったけど、全然分からなかったです」。ストレスの溜まるラウンドだったと上田は吐露した。

それでも、「流れに乗れれば、ビックスコアが出てもおかしくない」と2日目以降に向けては前向きだ。「明日はスタート時間も早いし、前半に良い流れを作っていきたい。最初のバーディが来るまで集中して、流れに乗っていければと思います」。トップとの差はまだ6打。上田の爆発力を持ってすれば、決して届かない差ではない。