3オーバーの桃子、「自分に期待していたのに悔しい」
2010/02/25 19:11
先週は最終日に崩れたものの、6位タイと上々のシーズン開幕戦を終えた上田桃子。宮里藍のツアー2勝目を間近で眺め、勝利へのモチベーションを高めて迎えた今週の「HSBC女子チャンピオンズ」。だが、その意気込みがスコアに結びつかず、序盤から苦しい展開が続いた。
前半の4番パー4、ティショットを右のフェアウェイバンカーに打ち込むと、2打目はバンカーのアゴに当たり脱出できず。4打目もグリーン奥のカラーに外すなど、5オン1パットのダブルボギーとしてしまう。
続く5番パー5では2メートルのバーディパットを沈め、力強いガッツポーズを2回繰り返すなど、前半から気持ちを前面に出す上田。「調子自体はすごく良かった」と振り返るものの、「身体の疲れが抜けきっていなくて、足が疲れていたり、いつもより距離がちょっと出ていない」と、気持ちとは裏腹に思い通りに動いてくれない身体が、プレーに微妙な狂いを生んでしまう。
8番、10番ではパーオンを逃し、アプローチも寄せきれずにボギーを重ねる。14番ではバーディを奪い返すも、17番ではガードバンカーから寄せきれずにボギー。最後まで流れを引き寄せることができずに3オーバーでホールアウトし、首位に7打差の49位タイと出遅れる結果となった。
「惜しいパットもあったし、獲りたいところで獲れず、私としては凄いショック。自分に期待していた部分もあるので凄く悔しいです」。好調を自覚している分、出遅れへの悔しさが表情に強く滲み出ていた。それでも、まだ初日を終えたばかり。「メジャーに近いセッティングで難しいけど、そういう所から残り3日間でスコア、順位を上げていきたい」と、気持ちの切り替えに努めていた。