2009年 Hitachi 3Tours Championship 2009

桃子、一昨年のリベンジならずも多くの収穫

2009/12/13 22:51
一昨年のリベンジは果たせなかったが、得るものは多かったと話す上田桃子

男子、女子、シニアの国内3大ツアーによる団体戦「Hitachi 3Tours Championship 2009」に、2年ぶり2度目の出場を果たした上田桃子。賞金女王として迎えた2007年大会では本領を発揮できず、チームも3位に終わるなど不本意な結果に終わっていた。第1ステージのダブルス戦では有村智恵とペアを組み、片山晋呉藤田寛之の男子、尾崎健夫室田淳のシニアとの対決に挑んだ。

ダブルス戦では2アンダーと健闘したものの、男子とシニアの勢いはそれ以上。最終的に2チームに遅れをとる結果となり、1ポイントの獲得に終わってしまう。チームとしてもシニアに3ポイントのリードを奪われて第1ステージを終え、第2ステージでの巻き返しを誓う。

第2ステージは宮本勝昌中嶋常幸とともにトップ組からのスタート。「トップバッターなので、勢いをつけて後ろに繋げたい」と意気込んで臨んだ上田は、12番で3メートルを沈めて幸先良くバーディ。ショット、パットともに好調な上田は14番でもカラーからパターで直接沈めてバーディを奪い、優位に試合を進める。だが、最終ホールで1メートルほどのパーパットを外してしまいボギー。最終的に中嶋と首位を分け合う、悔しさの残るフィニッシュとなった。

「いやー、18番ティから緊張していました。最初が勝たないと、後ろが続かないから…」。2打目の感触は良かったが、グリーンに届かずショート。「あれで動揺してしまった。緊張しすぎました」。18番でパーパットを外した瞬間は下を俯き、悔しさを滲ませた。チームも2位に終わり2年越しのリベンジは果たせなかったが、「私はショットメーカーだと思っていたけど、まだまだ極めることが多いと改めて感じた」と、男子のトップレベルのプレーから学ぶ点も多かった様子。「小技を極めたい時期の中、中嶋さんからアプローチのアドバイスも頂きました」と、貴重な収穫も得た。「また(3ツアーズに)戻って来られるように頑張ります」。この場に再び戻ってくることを誓い、今シーズン最後の戦いを終えた。

2009年 Hitachi 3Tours Championship 2009