2009年 大王製紙エリエールレディスオープン

桃子、苦しみながら掴んだ5位

2009/11/22 16:45
耐えて拾って…、苦しみながらも2桁アンダーフィニッシュに充実の表情を見せる上田桃子

前日のホールアウト後は、遅くまでパッティンググリーンで江連氏とストロークの確認を行っていた上田桃子。「大王製紙エリエールレディス」最終日は、通算6アンダーの9位タイから、ギャラリーの声援に笑顔を見せながらティオフした。

しかし、その1番でティショットを右ラフに入れると、2打目を左に曲げてウォーターハザードに入れてしまう。結局このホールをボギースタートとした上田は、「ドライバーも200ヤード位しか飛ばないし、前半はゴルフにならなかった」と振り返る。

それでも、今週から58度に代えて入れている60度のウェッジが威力を発揮する。6番ではバンカーからチップインバーディ、9番パー5でも残り50ヤードを30cmに寄せて楽々バーディとした。折り返した後半は14番から3連続バーディを奪って、この日「68」。通算10アンダーの5位タイで3日間の戦いを終えた。

「今日は80を打ってもおかしくなかった。耐えられるゴルフが出来たと思う」と上田。ショットの乱れは背中の痛みから派生しているが、「ショットは股関節、パターも向きだけ決めたら芯で打つことを意識した」と、苦しい中でも復調の手がかりは掴んでいた。

「今日はドローヒッターの私が、フェードしか出なかった。早く本来の球筋が出るようにしたい」と、好調にはほど遠いが、最終戦の舞台となる宮崎CCは「ドローヒッター向き」と上田は言う。「試合までは3,4日あるし、良い準備をして臨みたい」と、今季最終戦へ向け気を引き締めていた。

2009年 大王製紙エリエールレディスオープン