2008年 カパルアLPGAクラシック

桃子、悔しさ募る41位タイ

2008/10/16 18:30
上がり2ホールが悔やまれる上田桃子。明日以降の巻き返しに期待!(撮影:日本女子OP)

8月の「全英リコー女子オープン」以来、約2ヵ月半ぶりの米ツアー挑戦となる上田桃子。今年が初開催となる「カパルアLPGAクラシック」には、特別の思いを持って臨んでいる。

「遣り残したことをやるために来た」という上田。今季は日本ツアーで2勝を挙げているが、米ツアーでは優勝争いには絡むものの未だ未勝利。来年の準備の為と位置づけていた今年だが、この試合で目指すものは勝つことだけだ。

大会初日は、ハワイ特有の強い風が吹きつけるコンディションとなったが、「風には悩まされなかった」という上田。2番でボギーとしたが、その後は3 番、13番、15番でバーディを奪って2アンダーへとスコアを伸ばす。しかし、17番パー3で、アプローチを1mに寄せるも決められずにボギーとすると、続く18番パー5では、ティショットをフェアウェイ右のバンカーに入れてしまう。バンカーからの2打目は、前方の木に当たって右ラフに落ち、3打目でグリーン左手前のラフまで運ぶ。だが、深いラフからの4打目をグリーン奥に外し、結局5オン2パット。後味の悪いダブルボギーフィニッシュとしてしまった。

「2アンダーが目標でしたが、アンダーで回れた1日をオーバーパーにしてしまって腹が立ちます」と、ホールアウト直後は怒りが収まらない様子の上田。「本当に上がり2つがもったいなかった」と、自身の詰めの甘さを悔いつつ、「今日の18番が今週一番の反省点になるかも知れないです」と、この1ホールのミスを深く心に刻みつけた。

初日を終えて、トップとは5打差の41位タイ。4日間の戦いであることを考えると、まだまだ巻き返しは可能な位置だ。この怒りをプラスの力に換えることが出来るのか、残り3日間の戦いに注目したい。

2008年 カパルアLPGAクラシック