2008年 CAT Ladies

最後まで立ちはだかったパット改造の壁…29位に後退

2008/08/24 18:30
パットを外し、悔しがる場面が多かった上田桃子。パット改造への道は険しい…

「CAT Ladies」最終日は、一日を通して雨に見舞われた。午前10時スタートの上田桃子も、強い雨が降る中でのスタートとなった。スタートホールの1番パー5では、フェアウェイからの2打目をグリーン右ラフへと運び、3打目をピン手前2.5メートルに寄せてバーディ発進。しかし、これがこの日最後のバーディとなり、その後は7ボギーと大きくスコアを崩す結果に。通算2オーバーの29位タイと後退して大会を終えた。

ホールアウト後、記者に囲まれた上田は「何ですかね…。パターの距離感も合わないし、良い集中力で回れなかったです」と苦渋の表情。7番グリーンでの降雨による中断も、「もう少し早い段階で中断にして欲しかった。グリーンにロールドライをかけて急に速くなったり、(グリーンが)分からなかったです」と、ただでさえ改造中のパットに悪天候が加わり、最後まで感覚を掴むことができなかった。

「パットがずっと入らないと波にも乗れないし、何かきっかけがないと精神的にきつい。ショットも悪くは無いのですが、(課題は)全部だと思います」と、パットの不調が自分を追い込んでしまい、ショットやアプローチにも悪影響を及ぼしているようだ。「やっぱり精神的に余裕がないと…。ゴルフは気持ちが大事だと、改めて思いました」と、沈痛な面持ちで胸中を語った。

この日は、自身今週のワーストとなる36パット。「もう一度コーチと相談したいと思います。あまりにパターが酷かったので、もう一度考えたいと思います」。先を見据えたパットの大改造だったが、来週以降、再び軌道修正をする必要がありそうだ。

2008年 CAT Ladies