2008年 CAT Ladies

スコアを伸ばすも、続くパットへの試行錯誤

2008/08/23 18:30
要所でパットを沈めたものの、納得の行くフォームには固まっていないようだ

「CAT Ladies」2日目、パットの大改造に注目が集まっている上田桃子は、先週から替えたパターを元のエースパターに戻して登場。「今日は、タッチはずっと合っているいつものエースパターに戻しました。打ち方だけを変えてやっていければ、と思いまして」と上田。まずは順を追って、改造に着手していく方針に変えたようだ。

その効果か、1番パー5で2メートルの微妙な距離のパーパットを沈めると、続く2番パー4では約5メートルの上りのバーディパットを沈める。その後も6番、7番で連続バーディを奪うなど、前半で3ストロークを伸ばす。しかし後半はすべてパーに終わり、最終的に通算4アンダー、首位と5打差となる13 位タイで終えた。

数字的には初日より伸ばしたものの、やはりパットへの試行錯誤は続いている。「昨日、(コーチの)江連さんとパターを見てもらっているコーチとも話したんですが、今は重心を下げること、左手リードで打つこと、ボールの位置を右に置くことの3点に絞りました。明日は、その辺を気をつけてやれればと思います」と現状を打ち明けた。「変えようとしているパターの方が回転も良いし、軌道も良いので、早く替えられればと思います」と、まずはフォームを固めることを優先する心構えだ。

今回の大改造は、国内メジャーに勝つためでもあると話していた上田。しかし、9月11日から開幕する「日本女子プロ」までには「きっと完成しないと思います」とやや弱気な発言。それだけ直面している現状の難しさを物語っていた。

2008年 CAT Ladies