北京五輪で発奮!? 先を見据えパットを大改造
2008/08/19 18:30
上田桃子の国内復帰2戦目、「CAT Ladies」が22日(金)に開幕する。先週は休みを取り、「体調は良いです」と話しながらも、昨日は北京オリンピックを遅くまで観戦。「寝不足です」とも明かした。だが、「何人か仲の良い選手もいるし、金メダルを獲ったのを見て"頑張ろう!"という気持ちになりましたね。いいモチベーションで来られました」と、最高の発奮材料にもなったようだ。
さらに「オリンピックは4年(周期)ですが、私ももっと先を見てゴルフをしなくてはいけないな、とも思いました」と上田。その影響もあったのだろうか。先週のオープンウィークから、パットに関する全ての部分を変えたと話す。「パットは今までも入っていて得意な方だったけど、打ち方が好きではなかったんです。これまではショット、アプローチ、パターの打ち方やイメージがバラバラだったので、連携していないのが良くないと前から思っていました」という。
「アドレス、持ち方、打ち方、パターも変えました。同じなのはボールくらい。こんなに大きく変えたことは、これまで無かったですね」。そこまでの決意を固めた理由は、勝利への強い執念だ。「日本ではメジャー。そして来年(米国で)必ず勝てる準備を、今のうちからしなくてはいけないと思った。自分の中でまだしっくり来ていないので、今週は忍耐強くプレーできれば。自分との我慢の戦いになると思います」と上田。目先の1勝よりも、その先にある進化と栄光を見据え、今週の戦いに臨む心構えだ。