桃子、「一番収穫のあった大会」

今季の米国ツアー挑戦の締めくくりとなる今週、仲の良いロレーナ・オチョアと「一緒に回りたいね」と話していた上田桃子だったが、2日目は上がりホールのボギーが響いて一打違いで同組になれず。ホールアウト後はオチョアに慰められた上田だったが、最終日にそれが実現した。

「今年一年間の目標だったので、一緒に回れて嬉しかったし、勉強になった」という上田。「ロレーナはショットメーカーだと思うけど、アプローチの技も多いし、余裕がある。ガツガツしていなくて、普通にやっていればバーディを獲れる感じ」と、世界ナンバー1の雰囲気を肌で感じた。

通算8アンダーからスタートした最終日は、4バーディ1ボギーと3つスコアを伸ばし、通算11アンダーの7位タイ。優勝した申には7打及ばなかったが、「一番収穫のあった大会でした」と納得顔で振り返った。

この試合を最後に、来週からは日本ツアーに参戦する。「まだまだ成長しないといけないし、日本でやることが沢山見つかりました」という上田。帰国後は、メジャーでの勝利はもちろん、ワールドランキングを上げることを主眼にするという。「オチョアの大会（ロレーナ・オチョア・インビテーショナル）に出られるのが、ワールドランキング上位5位までで、オチョアには『頑張って、大会においで』と言われました」と新たな目標もみつけ、さらなる上を目指して、主戦場を日本に移す。