2008年 全英リコー女子オープン

桃子、初の2ホール連続イーグルで2位タイ発進!

2008/08/01 09:30
今日は静かにラウンドすることの大事さを学んだという上田。調子はすこぶる良い

今季の海外女子メジャー最終戦となる「全英リコー女子オープン」初日、この試合を最後に日本に戻る上田桃子が、目の覚めるようなプレーを見せてくれた。

1番、2番とパー5が続く立ち上がり。1番は2オンに成功して2パット、2番は第2打をグリーン奥にこぼしたが、アプローチを50cmに寄せてOK バーディと、連続バーディの好スタート。5番でバーディのあと、8番パー3ではピンに向かって完璧なティショットを放ったが、グリーンの傾斜で右6mに流れ、そこから3パットのボギーとしてしまう。

しかし、ショットは序盤から絶好調。「もったいないボギーを打ってしまったので、何が何でも獲ろうと思った」という9番は、273ヤードと距離の短いパー4。ドライバーで放ったティショットは、グリーン手前の花道に落ちて転がり、ピン横6mにつくスーパーショット。これを沈めてイーグルとしたが、これだけでは終わらない。

続く10番パー5でも、2オンに成功すると今度はピン下3mを沈めて連続イーグル。「2連続イーグルは初めて」という上田だが、「全英は風が吹いたら、パーがバーディのようになる。獲れる時に獲っておこうと思った」と、冷静さは失わなかった。

11番でバーディのあとは、13番、14番と連続ボギー。しかし、16番でバーディを奪い返し、結局この日は2イーグル5バーディ3ボギーの「66」でホールアウト。6アンダーの2位タイと好スタートを切った。

「去年の全英が終わってから今週までやってきた、低いボールとライン出し、それと距離コントロールが生きた。しっかり準備してきてよかった」という上田。共にイーブンパーで回った同組のアニカ・ソレンスタムカリー・ウェブを観察する余裕もあり、「今の私にとっては、調子が悪いときにどう我慢出来るかが課題。今日は2人が私の見たいプレーを見せてくれた。勉強になったし、スコアも良く、良い1日でした」と充実した笑顔を見せた。

2008年 全英リコー女子オープン